書評

「『あなたを変える52の心理ルール』を読んだ感想!日常生活をもっと充実させたい人にオススメの本!」

「『あなたを変える52の心理ルール』を読んだ感想!日常生活をもっと充実させたい人にオススメの本!」

『あなたを変える52の心理ルール』は、企業のビジネスアドバイザーや作家、講演家などとして活躍している、メンタリストDaiGoさんが書いた本です。
もっと仕事や勉強ができたらいいのに、健康でいたい、あの人と仲良くなりたい…日常生活で充実させたいことは、多岐に渡るのではないでしょうか。

この本では、メンタリストである著者が、メンタリズムの理論を用いて「日常生活において絶大な効果を発揮する行動習慣」について解説しています。
自分の生活、自分の人生をもっと充実させたいと考える人に、そして実践しやすい方法を求める人にオススメです。

なってほしいラベルを貼ると、相手を自分好みに変えられる

自分と関わりのある誰かに、こうなってほしいと思ったことは、誰でもあると思います。

なってほしいラベルを貼ると、相手を自分好みに変えられる

そうです。

例えば、「お前は駄目な奴だ」というラベルを貼り、毎日そう言い続けていると、本当に駄目な人になってしまいます。

これが"ラベルを貼る"ということです。
メンタリズムでは、この「ラベリング」という技術は良く知られた技術だそうで、

脳に繰り返しフィードバックすることで、自分を目的の方向へと導いていくテクニック

なんです。
この方法は相手にも自分にも使えます。
例えば、料理が苦手だと思っている人に対して、「苦手って言うわりには、うまくできている」などさりげなく言って褒めることで、「料理のセンスがある」というラベルに貼り替えていきます。

人は誰にも褒められたことのない部分を褒められると「この人は私のことをよく見てくれている」と感じ、信頼感を持ちます。

信頼感を持った人に、「センスがある」と言われたら、そうかもしれないと思うようになるということです。
自分に対して使う場合は、

こう変わりたいと思ったら、まず自分にそういうラベルを貼り、それにふさわしい行動をとるように促します。
行動をとると、脳はそれを自己認識して、それにふさわしいように内面を変え始める

ということです。

自分のことだけでなく、相手を変えることができる方法があることに驚きました。
これができるとしたら、今から自分や相手に無意識に付けているラベルには気をつけて、良くしたいと考えるものは、ラベルを貼り替えていきたいと思いました。

本書を通して、「ラベリング」のような、メンタリズムの理論や技術を知りながら、日常生活で役に立つ方法を学ぶことができます。

陰口を言われたら、あなたの勝ち

人間関係において、人から陰口を言われたり、言ったりすることに疲れる人も多いのではないでしょうか。
けれど、DaiGoさんによれば、

陰口を言われたら、あなたの勝ち

だということです。

陰口を言われると、嫌な気持ちになると思います。
ですが、

陰口を言われるということは、周囲があなたの優位性を認めている証拠なので、むしろ喜んでもいい現象

だと、Daigoさんは言います。
私たちは、どんなときに陰口を言ったりするのでしょうか。

心理学では、陰口や悪口は人間の防衛行動の一つと考えられています。

つまり私たちは、

勝てないと思う相手に対して、弱い自分を守るために陰口を言う

んだそうです。
さらに

陰口の裏には「嫉妬」という感情がありますが、これもあなたを評価している証拠

だということです。
なぜなら、

「嫉妬」という感情は、自分と対等か格上の相手にしか覚えない感情

だからです。
なので、陰口を言われているということは、喜んでいいことだと言います。
また逆に、特にトラブルがないのに、雰囲気や性格など、生理的に自分にとって「どうしても合わない人」がいたことはないでしょうか。

心理学的に見ると、そういう形で嫌いになる相手というのは、自分が持っているコンプレックスを体現している場合があります。

自分のコンプレックスを突き付けられているように感じるから、合わないと感じるそうです。
ということは、

これを逆手に利用すると、自分の潜在的なコンプレックスを認識できる可能性があります

と、Daigoさんは言っています。

陰口や悪口を言われることが怖いと思ったり、言われたら嫌な気分になって終わるだけだったのが、全く新しい考え方を知ることができました。
この考え方であれば、陰口を言われることを気にしなくてもいいと思えます。
さらに、自分が陰口を言いたくなるような相手が現れたら、それは自分がコンプレックスを感じている部分なんだと、冷静に自分を振り返ることができるように思いました。

Chapter1では、「人間関係がラクになる11のヒント」について語られています。
自分を印象づける方法、人に頼みごとをするときの方法、口論の際に使える方法など、人とのコミュニケーションにおいて知っておきたい技や考え方が詰まっています。

漫画のワンシーンを人に説明すると、トークがうまくなる

仕事でもプライベートでも、トークがもっとうまくできたらいいのに、と思うことはないでしょうか。

漫画のワンシーンを人に説明すると、トークがうまくなる

ということです。

DaiGoさん自身がトーク力を鍛えられたのは、雑誌の取材を受けたことがきっかけだったそうです。
研究室にいたころは、専門的な用語を使って、専門的な人に話をしていれば良かったのが、雑誌の取材ではそうはいかなくなりました。
専門的な人ではない人にも分かるように話さなければいけないので、良い訓練になったと話しています。
そこで、他にトーク力を上げる訓練として、

「漫画のワンシーンを人に説明する」などは良い訓練になると思います

ということです。
方法は、

まず、漫画から一つのシーンを選び、それを見たことのない人に説明します。
説明が終わった後、漫画を開いて実際のシーンを見せ、今の自分の説明とどこが違うか言ってもらう

というものです。こうすることで

自分のトークの苦手な部分が分かる

と言います。
例えば、主人公の表情がイメージと違っていれば、感情の説明が、年齢や様相が違っていれば、細かい特徴の説明が足りないかもしれないと考えることができるということです。

この方法は、誰かに協力してもらわなければいけませんが、とても面白い方法だと感じました。
誰でも面白かった映画のシーンや、漫画の一場面を人に説明したことがあるのではないでしょうか。
そんなとき相手には、どれくらいきちんと伝わっているのかなと思いました。
それが本来の自分のトーク力なのかもしれません。
説明は人によって色々な特徴があるもので、不足の部分が分かるというのも納得できました。

他にも、トークがうまい人のビデオを見る方法や、オーディオブックを使う方法も紹介されています。
Chapter2では、「デキる人になる17のヒント」について書かれています。
仕事や私生活で活かせる方法が紹介されています。

鏡の前で笑顔を二十秒間作ると、幸せになれる

毎日イライラしたくないし、笑って幸せにいられる方法があるなら実践したいと考えると思います。
この本によると

鏡の前で笑顔を二十秒間作ると、幸せになれる

ということです。

英国の心理学者、リチャード・ワイズマン博士の研究で、

毎日、無理にでも笑顔になっていると、本当に幸せになれること

が知られているそうです。
毎日、鏡の前で笑顔をキープすることで、「アズイフの法則」という法則が働き始めるといいます。

人間の脳は「行動」と「気持ち」が一致しないと不快になり、無意識に「行動」か「気持ち」のどちらかを変えて不一致を解消しよう

とするそうです。
つまり、

行動に見合うように心を変えさせるテクニック

を使うことで、本当に幸せになれるということなんです。
この方法は、いつかなりたいと思っている理想の自分にも使うことができます。

「将来なりたい自分」が取る行動を先にやることで心を変え、なりたい自分になる

といいます。

笑顔でいた方がいいとか、よく笑う人は幸せになれるとかいうことを聞いたことがありましたが、実際に研究でわかっていることだとは思いませんでした。
普通は、気持ちが行動を動かしていると思うものではないでしょうか。
ですが、行動が気持ちを動かすこともできると聞いて、日々自分が行っている行動を振り返りました。

Chapter3では、「イライラや不安が消える12のヒント」について知ることができます。具体的な実践方法で、自分の気持ちや意識を変えられる方法が紹介されているので、ためになります。

見え見えのお世辞も、最後まで言い切れば喜ばせられる

褒めることの目的は、相手に好意を伝えること

だとして、この本では褒めるのが良いとされていますが、誰に対してもうまく「褒める」というのは難しいものではないでしょうか。
お世辞ととられて喜ばれないのではないかとも考えます。ですが、

見え見えのお世辞も、最後まで言い切れば喜ばせられる

んです。

肯定的な褒め言葉だけを使う、否定的な言葉ばかり使う、肯定的な言葉と否定的な言葉を混ぜて使うという、三通りの方法で相手に言葉を投げかけて、反応を調べた有名な実験があるそうです。
その実験によると、

「肯定的な言葉だけ言い続けた場合」

が最も喜ばれたそうです。
そして、この場合には

言っている内容がどんなに嘘でも相手は喜びました

というのです。
つまり、相手は嘘だと思っていても肯定的な言葉を使って褒められる方が喜びには効果があるんです。
ということで、

「褒める時はひたすら褒め切った方がよい」

といいます。
そして

「褒める」とは「好意を伝えること」

なので、

自分のことを一生懸命褒めてくれている姿から、自分への好意を感じ取る

んだそうです。

仕事の人間関係でも、友人関係や恋人関係でも、相手に好意を伝えるにはどうしたらいいかと考えることがあると思います。
例えば、子どもや後輩ではない相手に「褒める」というのは、なかなか難しいものではないでしょうか。
お世辞や嘘くさくなってしまわないかと考える人もいると思います。
ですが、それが本当に好意や良いと思っているということを伝えるものならば、うまく言えなくてもただ一生懸命褒めればいいんだと思いました。

ここでは、誰にでも使えることをご紹介しましたが、Chapter4では、「恋愛の達人になる12のヒント」が紹介されています。
女性目線、男性目線からの考え方や、距離を近づける方法、プレゼントの仕方などを知ることができます。

まとめ

仕事も、プライベートも、人間関係も、誰もが今よりうまく行けばいいと願うものだと思います。
少しでもそうなるようにできる方法があるなら、実践したいのではないでしょうか。
この本は、そんな私たちの日常生活のためになる、具体的な方法が紹介されています。
こんな実験や心理学の方法があるんだと知って、楽しく読める本です。
自分の日々がうまく行くように行動したいと思っている人にオススメの一冊です。