書評

「『なかなか自分で決められない人のための「決める」技術』を読んだ感想!自分の決断力に自信がない人にオススメの本!」

「『なかなか自分で決められない人のための「決める」技術』を読んだ感想!自分の決断力に自信がない人にオススメの本!」

『なかなか自分で決められない人のための「決める」技術』は、マックスビジョン株式会社という会社を設立し、経営コンサルタントとして活躍している柳生雄寛さんが書いた本です。
1日のコンサルティング報酬が35万円以上のトップコンサルタントである著者から、

「すぐに」「正しい」決断ができるようになる

「決め方の極意」を学び、決めた先にある幸せや成功を手に入れる方法を知ることができます。
普段、なかなか決めることができない人、すぐに決めているのにうまくいかない人、そもそも決め方がわからないという人にオススメです。

自分の人生を生きるのに必要なもの―それは「自ら決めて動く力」

私たちは生きている間に、小さなことから大きなことまで何度、物事を決断しているでしょうか。

自分の人生を生きるのに必要なもの―それは「自ら決めて動く力」

なんです。

柳生さんは、決断できる人は、

自分の人生を経営している

といいます。
成長するため、夢を叶えるために、人生もお店や会社のように経営する必要があるということです。
自分の人生を経営するのは自分自身です。

あなたが自分の人生の経営者

であることに、まず気づくことが大切なんです。
でも気づいただけでは、何も変わりません。
自分の人生において経営者として行動する必要があります。
では経営者は何をする人でしょうか。
会社で考えれば、「業務」の中には、「作業」と「仕事」という二つのことがあると柳生さんは話しています。

すでに決まった行動やアクションを繰り返す

のが「作業」であり、それに対して

自ら決めて動く行動やアクション

を「仕事」だとしています。
経営者はどちらをするべきか。
自ら決めて動く「仕事」であることは明白です。
企業のコンサルティングをしている柳生さんは、会社でも

経営者の決める量と質でその会社の命運が決まる

と言っています。
だから自分自身の人生も、

これまでに決めてきた量と質の結果であり、そして、これからの決める量と質で将来の運命が大きく変わる

んです。

「自ら決めて動く力」が大切なんてことは、当たり前と思われるかもしれません。
ですが自分の決断一つ一つが、自分の人生を作り、自分が人生を経営しているということまで深くは考えていませんでした。
柳生さんは、決められない人は

なんとなく人生を歩んでいる

と言っていますが、自分の意識の持ち方が重要であると感じました。

本書の1章を通して、なぜ決められないのかその「ワケ」について語られています。
自分自身が、そもそもどうして決められないのかを、知ることができる内容になっています。

今決めたことが自分の未来をつくっていく

自分の「決めた」ことが、何につながっていくのか、どうなるのか。
それが理解できれば、「決める」ということが、ただ決断するということだけではないと実感できるのではないでしょうか。

今決めたことが自分の未来をつくっていく

んです。

決断できる人は、

今この瞬間を大事にしている

といいます。
例えば、今、自分自身がこの本を読んでいる状況は、今より前に「この本を読む」と決めた瞬間の自分がいたからです。
そして、この本を読んだことによって「実践してみよう」と今この瞬間決めたとすれば、それは

未来に今決めたことが起こる瞬間が誕生したということ

なんです。
今の瞬間が、未来につながっています。
柳生さんは、

そこで大事なのが、過去の瞬間はもうないということ、そして、未来の瞬間もまだないということ

だと言っています。
今ここにあるのは、この瞬間だけなんです。
決められない人は、そのことを意識せず

決断を先送りにしている

といいます。

「決める」とは、今この瞬間に何かを決断すること

であり、

今この瞬間にあなたが決めたことが、あなたの未来をつくっている

んです。

「決める」ことは、時には不安を伴うものだと思います。
この決断で間違いないのか、もっとよく考えたほうがいいのではないか、そんな色々な理由をつけて決断を先送りにしてしまうことがあります。
必要な吟味はあると思いますが、決断できる「今」は、もう「今」しかないんだということに気が付きました。
「今」を逃した決断をすることで、未来の自分の人生が変化することを考えさせられました。

2章では、具体的に「決める」とはどういうことなのかについて、書かれています。
「決める」とは何につながることなのか、何をすることなのか、再確認できます。

「決めた」と思っているだけでは、人生は変わらない

「決める」技術を身に付けるために、そもそも「決める」とはどういうことなのか今一度考える必要があります。

「決めた」と思っているだけでは、人生は変わらない

んです。

ダイエットをすると決めたのに、痩せない。
英語を話せるようになると決めたのに、全然話せない。
誰でもそんな経験があるのではないでしょうか。決められない人は、

「決めた」と思っているだけ

で、

「決める」と「思う」の違いがわかっていない

のだと、柳生さんは言います。
例えば、こんな例が紹介されています。

明日の午前中に絶対に提出しなければいけない企画書があり、徹夜してやろうと思ったが、眠くなってきたので、明日の朝4時に起きてやろうと決めてしっかり目覚ましも合わせて寝たにもかかわらず、目が覚めたら、いつもと同じ7時で超焦った…。

この場合、本当に「朝4時に起きる」ことを決めたのでしょうか。
柳生さんに言わせれば、これは

「決めた」のではなく、ただ「思った」だけ

なんです。
朝4時に起きて企画書を作成したいと思っただけなんです。
本書のなかで、柳生さんは

何かを決めることは、何かを捨てることである

と言っていますが、朝4時に起きるということは、毎朝7時まで寝ているとして、その日は4時から7時までの3時間の睡眠を捨てることになります。

何かを決めるときには、いったい何を捨てる必要があるのかを、しっかりと意識することが大切

なんです。
本当に「決める」ということ、それは

「決める」と「行動」はセット。
行動までできてはじめて、本当に「決めた」といえる

んです。

「決める」と「思う」は違います

一番耳に痛い言葉でした。
「決めた」と思うだけでできないのは、それに伴って行動すること、そのためには何かを捨てなければならないことを意識していないからだと実感しました。
また何か今からやると決めていることがあって、それがうまくいくようにしたいなら、この考え方はとても重要であると思いました。

2章を通して、なかなか決められない人はもちろんですが、「決める」ことはできるのに上手くいかないと思っている人にも、ヒントになることが書かれています。

自分の価値観を明確にし、それを手にできれば「幸せ」

自分の決められない理由、「決める」という意味がわかったところで、どうすれば、正しく「決める」ことができるんでしょうか。
決断できる人は、

「幸せ」が何かわかっている

んです。

決められない人は

「幸せ」の定義があいまい

だと、柳生さんは言います。

人は本来幸せになるため、もしくは成功するために、何かを「決めて」いる

ので、自分の「幸せ」が何かわかっていなければ、正しく「決める」ことができません。
でも「幸せ」になることがゴールだとして、自分にとっての「幸せ」とは何かを聞かれて、明確に答えられるでしょうか。
柳生さんは、

「幸せとは、自分の価値観を明確にし、それを現実に手に入れた状態のこと」

であると定義しています。
本書では自分の価値観を知るために、具体的に「価値観シート」というものを使って、

「衣」「食」「住」「遊び」「学び」「人間関係」「健康」「仕事」「家庭」の9つで、これらの分野ごとに「自分にとって大切なことは何か?」を考えていく

という方法が紹介されています。
まず、自分の価値観を明確にして自分を知ります。自分にとっての幸せが何であるかを知ることで、自分にとって正しく「決める」ことができるようになるんです。

本来「幸せ」とは、自分と他の人では違うはずです。
ですが、きちんと考えたことがないために、漠然とした一般的な幸せを当てはめてしまって、自分にとってのゴールがわかりにくくなっているんだと実感しました。
実際に価値観シートを使ってみると、自分の優先したいことが何なのかより明確になって、頭がスッキリします。
価値観が明確になっていない状態で、何かを決めたりしてしまうから、失敗しているんだと気づきました。

3章では、実際に物事を早く、正しく決めるコツについて紹介されています。
具体的かつ実践的なので、自分の生活に直接生かしていける方法を知ることができます。

まとめ

本書では、まず「決められない」理由は何なのか、そもそも「決める」とはどういうことなのかについて考えます。
その後、決めるコツや習慣、それを続けるためのコツについて書かれています。

4章、5章でも「決める」ためのノウハウ「マーケティングの11項目」や、「続ける」ためのノウハウ「マネジメントの3項目」、他にもワークが紹介されていて、実践的に「決める」技術を身に付けたい人の参考になる内容です。
決断力をつけて、「自分」にとっての幸せな人生を送りたい人、自分の人生を成功させたい人にオススメの一冊です。