書評

「『QUEST 結果を勝ち取る力』を読んでみた感想!自分の意思を持ってやりぬきたい人にオススメの本!」

「『QUEST 結果を勝ち取る力』を読んでみた感想!自分の意思を持ってやりぬきたい人にオススメの本!」

『QUEST 結果を勝ち取る力』は、リーダーシップや行動心理の研究者であり、オープンプラットフォームという株式会社の代表取締役を務める池田貴将さんの本です。
池田さんは世界No.1コーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズ本人から直接指導を受け、そのノウハウを日本のビジネスシーンで活用しやすいものにアレンジした方法で、セミナーなどを行っている方です。そんな著者から、

自分が計画したとおりに、自分を行動させる

 

“たった今やるべきこと”に、自分の行動を集中させる

ための方法を学ぶことができます。
自分の意思を持ってやりぬきたい人にオススメです。

指令を出す自分と、実行する自分は「違う思考」

誰でも自分の意思を強く持って、その意思通りに行動したいと思っているのではないでしょうか。
だけど、なかなかそうはできません。
意思を強く持って行動に移すためには、

指令を出す自分と、実行する自分は「違う思考」

だと意識して行動する必要があります。

何かをやろうとするとき、

やろうと決めるのは自分。実際に動くのは、もう一人の自分

であり、意思を強く持って行動するには、この「もう一人の自分」と向き合う必要があるといいます。
さらに

私たちの行動は「意思のモード」「反応のモード」「「惰性のモード」に分かれています。

自分がやろうと思ったことをやる「意思のモード」、まわりからの刺激に影響を受け、反応している「反応のモード」、刺激に流され、時間を潰している「惰性のモード」です。
どのモードでいる時間が長いかによって、

一日が終わったときの充実感や疲労感、自己肯定感も変わってきます。

自分が今どのモードにいるかを意識して、「反応のモード」や「惰性のモード」から「意思のモード」にうまく切り替えることができる

「鋼の意思」

を作れば、思ったとおりのことができない、いつも何かに追われているといった状況を変えることができるんです。

一日をこの3つのモードで考えたとき、例えば他の人に何かを頼まれたり、話しかけられたりする「反応のモード」と、何気なくスマホやテレビを見てしまっている「惰性のモード」がいかに多いかに気づかされます。
「意思のモード」でいる時間が少なく、なんとかしなければと思いました。
大事なことは「やろう」と決めた自分と、それを行動する自分は別だと考えること。
「やろう」と決めるだけなら何度でもできてしまうと実感しました。

どうすれば「意思のモード」にうまく切り替え、自分のやりたいことに集中して行動することができるのか、この本ではその方法について知ることができます。

心配事は集めはじめると、コンプリートしたくなる

自分の思いどおりに進めていくために、まず何をすればいいのでしょうか。それは

しまい込んだ「やろう」「やらなきゃ」を引っ張り出す

ことです。

仕事やプライベートに関わらず、私たちはたくさんの「やろう」「やらなきゃ」を持っています。
そしてそれらは、

暗闇の中から、こちらの様子をじっと見ています。

つまり、いくら今やるべきことに集中しようとしても、目の前のことから気がそれてしまったり、違うことを思い出したりしてしまうのは、忘れかけていた「やろう」「やらなきゃ」について、

あなたが忘れてしまわないように、脳が「やらないの?」と伝えてきている

からだといいます。
なので、自分の中にある「やろう」「やらなきゃ」を

心の引っかかりがなくなるまで、一気に、徹底的に、集めましょう。

この「やろう」「やらなきゃ」を排出することで頭が柔らかくなるそうです。
そして

心配事は集めはじめると、コンプリートしたくなる

ので、まずやるべきことは「やろう」「やらなきゃ」の収集なんです。

確かに、ふとした瞬間に今やっていることと全然関係ないことが頭に浮かんで、目の前のことに集中できないことがあります。
そして、自分が持っている「やろう」「やらなきゃ」を出してみると、意外なものが浮かんだり、こんなことまで頭の中にあったのかと思ったりすることが出てきます。
一度、自分の「やろう」「やらなきゃ」を整理してみることで、自分の中をすっきりさせて、次の行動に気持ちよく移れると実感しました。

本の中では、集めた「やろう」「やらなきゃ」を整理する方法、どうやって扱うかについてもくわしく説明されています。

感情の乱れを、行動に持ち込まない

いざ、自分のやることを決めて取り掛かろうとしても、不意に起こったことや、出来事に感情が引きずられてしまうことがあるでしょう。
そんなときは

感情と行動を切り離す

ことが必要です。

たまたま今朝良くないことがあったり、前の失敗を引きずってしまったり…気持ちに自分の行動が引きずられてしまうことはあると思います。
そんなときに有効な方法の一つが、

「反事実的条件文」を考えてみる

ということです。
例えば、いつもお昼を食べるお店に行ったのに、今日は臨時休業で開いておらず、違うお店を探すのに時間がかかってしまったとします。
そんな場合は「いつものお店が閉まっていなかったら、新しいお店を知るチャンスを逃していた。」と考えます。

「この失敗があったからこそ、こっちの変更を思いついた」という認識をする

ようにします。
また別の方法は、もし気になっていることがあるなら、それが

「どういう状態になったら、気にならなくなるか?」を定義

するのがいいといいます。
例えば、昨日車をぶつけてしまったことを気にしているなら、どういう状態になったら気にならなくなるかを考えます。
できるだけお金がかからない方法で、車が元通りになればそれは気にならないと考えたら、そのために次にやることへと行動を移します。

少しずつでも行動を進めることができれば、その出来事から感情が解放されていきます

 

感情を引きずっているとわかっていても、なかなかそこから抜け出すことは難しいと思います。
それがショックなことや、思いがけないこととなると尚更です。
そういったときに、使える方法なので、試してみたいと思える内容でした。

この本では、他にも「やろう」「やらなきゃ」に取り組む際に使える方法が紹介されています。
なかなか作業が進まないという人におすすめです。

欲張れば欲張るほど、すでにあるものを失う

「やろう」「やらなきゃ」はたくさんあると思いますが、それはずっとやりたいこと、やらなければいけないことでしょうか。
定期的に

そもそも「行動を起こすつもりがあるか」を見直す

必要があります。

今、やりたいことはなんですか?
と聞かれると、色々なやりたいことが出てくると思います。

「やりたいこと」をたくさん持とう。
多くの人がそう語るのは、「やりたいこと」が私たちの暮らしを豊かにしてくれるからでしょう。

ですが、その「やりたいこと」を実現できる人と、できない人の差ははっきりしていて、それは

そもそも行動を起こすつもりがあるか、ないかの違い

です。やりたいことができない、やりきれないと言う人は、

「やりたいことを実現するのにふさわしい、情報やスキルを準備するつもりがない」

ということが、さまざまな研究においてわかっているそうです。
行動を起こすつもりがない「やりたいこと」を持っていても、集中力の無駄遣いになっていまします。
ですから、欲張らず、行動するつもりのある「やろう」「やらなきゃ」だけを頭の中に残すようにします。

漠然と「やろう」と思っていることと、きちんと向き合わなければいけないと思いました。そうすると「やろうかな」と思ったことはあったとしても、行動に移すつもりがあるかということとはまた別だと気がつきます。
定期的に自分の中を整理して、忘れていいものは忘れて、残ったものに集中できるようにしなければと感じました。

「見直す」ということの方法についても、他にもいくつか触れられています。
学んだ方法をやりながら、メンテナンスしていくことも大切だと気がつく内容です。

まとめ

自分が「やろう」「やらなきゃ」と思ったことを、そのとおりに実現し、結果を出すための方法がとても詳しく紹介されています。
全部真似してもいいですし、一つ一つのポイントが自分に合わせて使えるようになっていると思います。
ゲームの攻略本のようになっている構成も面白いです。
自分の思っているとおりに物事を進めたい人、仕事ややらなければならないことに追われる習慣を変えたい人に、その方法を教えてくれる1冊です。