書評

「『明日クビになっても大丈夫!』を読んだ感想!楽しく稼いで生きていきたい人にオススメの本!」

「『明日クビになっても大丈夫!』を読んだ感想!楽しく稼いで生きていきたい人にオススメの本!」

『明日クビになっても大丈夫!』は、「インターネットで一番数字を持っているライター」と呼ばれるヨッピーさんが書いた本です。
ヨッピーさんは大学卒業後、大手商社に入社し7年間勤務しましたが、転勤の辞令をきっかけに退社。

以来、WEB媒体でバズ記事を量産し、企業の広告案件や不正に対する追求記事、面白記事などをネットで発信し続けているWEBライターです。
好き放題しながら楽しく稼いでいるという著者から、会社に寄りかからずに生き延びる方法を学べます。
自分の仕事はこのままでいいのか、やりたいことは何なのか、将来どうしようと悩む人にオススメです。

「組織の論理」と「個人のやりがい」は構造的、本質的に対立する概念になっている

会社での仕事にやりがいを感じなかったり、やりたいことは別にあると感じてしまったりするのは、

個人のやりがいがない方が、組織が上手くまわるという不幸

があるからかもしれません。

もちろん会社といっても、一括りにはできないし、組織での仕事にやりがいを感じる人もいると思います。
でも、ヨッピーさんは

「組織の論理」と「個人のやりがい」は構造的、本質的に対立する概念になっているというジレンマについては心にとどめておくといいかもしれない

と言っています。
例えば、その人にしか出来ない大事な仕事があったとしても、

それを「誰にでも出来るように仕組みを作り替える」のが組織の論理

なので、これが「個人のやりがい」と明確に対立するといいます。
規格は統一された方が扱いやすく、劣った人材、逆に突出した人材、そのどちらも求められていない。
ヨッピーさんは

だからこそ僕らは「会社で働く」という事に対して息苦しさを感じる

といいます。

このままの働き方でいいのか悩むとき、このことに息苦しさを感じるかどうか、自分に問いかければいいのではと思いました。
言われた仕事をこなせば、劇的に給料は増えなくても、ある一定の給料はもらえる、そういう働き方で満足なのか。
もっと違う形を望むのか。それぞれの性に合った働き方をすればいいんです。

ヨッピーさんの会社を辞めるまでの話は、今副業を考えている人、働き方に悩む人に参考になることが詰まっています。

「なんでもいいから、とにかくやれ」

「やっぱり好きなものを仕事にした方が強いんだな」と思う。

ヨッピーさんは「仕事になりうる趣味」を持って、仕事にするよう勧めています。
ですが、好きなこと・やりたいことって何だっけという人もいると思います。
そんな人は

「なんでもいいから、とにかくやれ」

なんです。

「好きなものが全然ない」みたいな人がいるかもしれないけど、恐らくそれは貴方がまだその事に気づいてないだけ

なんだそうです。
ヨッピーさんが、京都で大学生を集めた講演会のようなものに登壇した際に、「この中で、パラグライダーに乗ってみたい、って人はいますか?」と聞くと、会場の半分以上が手を挙げました。
しかし実際にやったことがある人がいるかを聞くと、5人くらいしかいなかったということです。
つまり、

「やってみたい事」は誰にもあるはずなのに、それを実行するところまでいっていないだけなんじゃないないか

ということです。
とにかく自分がやってみたい事を100個くらい書き出して、それを実行していくうちに「これだ!」というものが見つかるんじゃないかといいます。
そうやって見つけたものを

「生産する趣味」

「仕事になりうる趣味」にしていくんです。

「仕事になりうる趣味」といわれると、そんなものが自分にあるかなと悩んでしまうと思います。
ですが「やってみたい事」で、「やったことがない事」の方がまだまだ多い。
そう考えると何か1つくらい見つかるんじゃないかと思えてきました。

これから違う働き方をしたいけど何をしたらいいかと悩む人、進路を考える学生にもためになる話だと思います。

自分にとっての「神様」は誰なのか問題

いざ副業が本業になり、自分ひとりで仕事をするときには、「何をするか」を考える事からはじめる必要があるといいます。

その時に絶対に忘れて欲しくないのが「何が自分にとって大事なのか」

だそうです。

自分ひとりで仕事をするとなると、言われたことをやればいいのではなく、何をするか、優先順位は何か、ということもすべて自分で考えなければなりません。
そのときに、ヨッピーさんは

「自分は誰によって生かされているのか」ここのところをよく理解しておかなければいけない

と言っています。
例えば、ヨッピーさんはライターなので、彼にとって一番大事なのは「読者」です。
読者のおかげで生活が出来ていて、楽しい人生を過ごしているので、読者に損をさせたり、読者の信用を失うような仕事はしないといいます。
読者に喜んで貰える事、読者が求めている事、から外れるような記事は書きたくない、それがヨッピーさんにとっての

「絶対に譲ってはいけない事」すなわち、「それさえ出来ていれば食いっぱぐれがないもの」

なんだそうです。なので、自分ひとりで仕事をするときは

自分にとっての「神様」は誰なのか

を考えるべきなんです。

一人だとこれは仕事の信用にも直結するので尚更だと思いますが、このことはどんな仕事でも意識するべきことだと思いました。
自分にとっての「神様」のような存在が、最も自分と接することが少ないので忘れてしまいがちですが、「誰のため」「何のため」のものなのか、これを最初に考えておくことでやるべきことも変わってくると思います。

すでにフリーランスとして活躍している著者から、方法だけでなく、仕事で生きていくためのマインドについても学ぶことができます。

とりあえず水風呂に入ろう

フリーランスの絶対条件は、「健康である事」

だから、ヨッピーさんは水風呂に入るんです。

フリーランスになると、仕事をしなければ収入が途絶えてしまいます。
もし何かがあって休まなければならなくなっても、誰もお金はくれません。
だから自分の健康面には気をつけなければいけないということです。
ヨッピーさんは銭湯に通うのが好きだということで、熱いお湯に入ったり水風呂に入ったりするのを繰り返す「交互浴」というお風呂の入り方で、健康を保っているということです。「自律神経」に効き、ストレス解消にもなるので、

マジで一回騙されたと思って試して欲しい

ということです。

体調管理というと当たり前のことかもしれませんが、ひとりで働くとなると、行動に制限がない分、不規則な生活になると思います。
また一人であれこれと考えて働くというのは、思った以上にストレスの溜まるものではないでしょうか。
だからこそ、人にお勧めできるくらいの健康法を自らやっていることは大切だと思いました。

自分のやりたいことを仕事にするために、方法やマインドだけでなく、身体面についてなど、様々なアドバイスをくれる内容になっています。

まとめ

他の自己啓発書で言われていることと同様に、この本でも「行動する」ということが大切だとヨッピーさんは言っています。「行動すること」、

これによって人生が大きく開けるかどうかはわからないけど、確実にひとつ言えるのは「自分の事が好きになる」という事

だそうです。
本当にやりたいことは何か、このままの仕事でいいのか、将来どうしようかと悩む人に、「副業で稼ぐ方法」や「天職の見つけかた」について著者の経験を通して教えてくれる1冊です。