書評

「『Action! トヨタの現場の「やりきる力」』を読んだ感想!今の自分を変えたい人にオススメの本!」

「『Action! トヨタの現場の「やりきる力」』を読んだ感想!今の自分を変えたい人にオススメの本!」

『Action!トヨタの現場の「やりきる力」』は、著者の原マサヒコさんが、トヨタに入社してから学んだ、変化に対応できる人が実践している4つのactionについて書いた本です。
原さんは、現在WEBマーケティング会社の代表として、クライアントにWEBマーケティング施策を推進しているそうです。

「トヨタの現場」で数多くのことを叩き込まれるうちに、仕事や人生に対する考え方がすべて書き換えられていった

そんな著者の経験談から、行動することの大切さを知り、行動するきっかけを得られます。自分を変えたい人、今すぐ行動したい人にオススメです。

トヨタの現場で学んだ「Action」

目まぐるしく変化する激動の現代は、個々のアクションが求められる時代

だそうです。これからは、会社に就職すればとりあえず安心という時代ではなくなりました。
では、そんな時代を生きていくのに必要な行動とは何でしょうか

これからは「やりたいこと」をやる時代

で、やりたいことを仕事につなげている人が、充実した人生を送っているといいます。
では、やりたいことがない、どのようにすればいいかわからない人はどうすればいいか。

その答えも「アクションしていくこと」

だそうです。
原さんは、メカニックとしてトヨタに入社し、トヨタの現場独自のカイゼン手法やPDCAサイクルを叩き込まれます。
この本では、そんな原さんがトヨタの現場で学んだ4つのAction、①行動力②振る舞い③作用④カイゼンについて、解説しています。

行動することは大切で、行動しないことには何も変わらないとわかっているのになかなかできないものだと思います。
でも、「行動力」は、生まれつきの才能ではありません。

行動力というのは学んで練習することで誰でも身に付けることのできる一種の技術

だそうです。
いま自分がいる場所や持っているものでも、できることが幾らでもあるということです。

今なかなか行動できないでいる人にとっては、この本が刺激になり、行動を変えるきっかけをくれるかもしれません。

「巧遅より拙速」

具体的にどのように行動すればいいかについて、トヨタの現場では昔からこの

「巧遅より拙速」

「拙くとも速い行動」という思想が浸透していたそうです。

これは何か新しいことをする時に、最初に議論し、それで出た結論通りにやっても上手くいかなかったので、まず行動してみたところ、最終的に良い結果を出すことができた、そんな場面から生まれた言葉だそうです。
拙くても速く行動することで、速く行動する分「すぐに修正ができ」、数をこなすことができるので、「自分自身の得手不得手がわかる」というメリットがあります。
そして、少しでも動き出すことで、自分にエンジンがかかり、「やる気スイッチ」が入りやすく、行動も加速していくということです。
日本の企業、働き方には最初から「完璧」を求めすぎるあまり、考えすぎて動けていないということがあるようです。
しかし大切なことは「完璧」にすることではなく、まずは「完了」させること、拙くても速く行動することが重要なんです。

「完璧」にしなければと思って、行動する前に考えることばかりに時間をつかってしまいがちです。
ですが、それはメリットがあるだろうかと思いました。
結局行動してみないとわからないことが多く、行動してみて得られるものも多いと思います。
行動することを怖いと感じる気持ちもありますが、最初から「完璧」を求めることを捨て、「拙速」に行動したいと思いました。

Actionの1つ目、「行動力」のお話では、なぜ自分は動けないのか、動かなければならないのかについて、目標設定、行動の仕方について学ぶことができます。

「モノを探すな、モノを取れ」

結果を出す人はどのような振る舞いをしているのでしょうか。
トヨタの現場では、

「モノを探すな、モノを取れ」

という感覚が浸透しているそうです。

結果を出す人の振る舞いとして、「ムダな動きがない」ということが重要なポイントだそうです。

「モノを探すな、モノを取れ」

これは整理整頓が正しくできているということで、トヨタでは、モノを探すということが現場の仕事として認められていなかったそうです。
このことには、単にモノを整理するだけではなく、本当に必要なモノであるかを考えたり、モノを「増やさない仕組み」を作ったりといったことも含まれます。
結果を出す人は、ムダな動きをしないんです。

“整理整頓”と聞くと、社会人として当たり前のことのように思うかもしれませんが、完璧にできている人がどれくらいいるでしょうか。
私は、モノを探すという行為自体がムダとまで考えて整理整頓はしていませんでした。
モノを整理整頓できることは、頭の中を整理整頓できることにもつながるのではないかと思いました。

Actionの2つ目、「振る舞い」のお話からは、結果を出す人は普段どのように振る舞っているのか、その「振る舞い」について知ることができます。

仕事を「多能工」として捉える

自分の仕事の担当、できればいい範囲というのは、どこからどこまででしょうか。
トヨタの現場では、「多能工」と呼ばれる人材を育てているそうです。

1人の工員が多くの作業を担当することを、「多能工」というそうです。
トヨタでは、1人でいくつかの工作機械を担当する”多台持ち“の制度を発案した後、複数の異なる工程を持つ”多工持ち“化が進んで、この「多能工」という概念が生まれたといいます。
誰もがどの仕事もこなすことができるようになると、柔軟な人員配置ができ、繁忙期と閑散期の波をならすことができるといいます。このような従業員の多能工化を進める企業も多く、

”多能工的人材“が戦力として高く評価される

ようになってきています。
働く側としても、いろいろな仕事をこなせるようになることで、視野が広がる、新しい視点が生まれるだけでなく、

「自分に向いていること」に遭遇する確率も高まります。

「多能工化」というのはこれからの時代に必要な視点

なんです。

仕事ができるようになりたいなら、この「多能工」という考え方は必須だと思いました。
他の業務もできるようになることで、仕事のスキルが上がるだけでなく、いろいろな危機を乗り越える力も高まると思いました。
また、これからの時代において、自分ができることを1つでも多く増やしておくことは、自分の未来のためにもなると思います。

Actionの3つ目、「作用」のお話からは、力をつけるにはどうすればいいか、その方法を知ることができます。

「変化こそが安全性を保証する」

成長するには、変化が必要です。しかし何かを変えることにはためらいや恐怖がつきものではないでしょうか。
でも、

「変化こそが安全性を保証する」

んです。

トヨタの現場では、現場の様子が以前と変わっていないことを指摘されるといいます。
常に変化している世の中において、立ち止まることは後退、動かないことは最大のリスクになると考えているんです。
成長し続けるためには、前と同じことをしていてはいけません。変化が必要です。
そして

リスクをおそれずに常に自分自身を変化させ続けられる人こそが生き残っていく

といいます。
これからの時代は、

変化するからこそ、安全に未来に向かっていくことができる

んです。

日々の業務に慣れ、これでいいのかを考えなくなったり、新しいことに取り組もうとしなくなったりすると思います。
それはそうしないことがラクだと考えているからかもしれません。
ですが、それは本当の“ラク”でしょうか。
本当に“ラク”になるために、また安心して未来に進むために、今自分にできる「変化」は何かを考えさせられました。

Actionの4つ目、「カイゼン」。

改善活動をグローバルで推進するという認識から「カイゼン」とカタカナ

が用いられているということです。
変化し、成長し続けるためのスタンス、方法が学べる内容になっています。

まとめ

この本には、この4つのActionを継続していくことで得られる「3つのaction」について最後に知ることができるようになっています。
原さんは、トヨタの現場でこれらのActionを学んだことで、「ものの見方」が変わり、「自分の力で何かができるようになる」というメリットを得られたといいます。
今の自分を変えたい、行動したいと思っている人を具体的に支援してくれる1冊です。