書評

【書評】『仕事は輝く』を読んでみた感想!自分の仕事を見直したい人にオススメの本!

『仕事は輝く』を読んでみた感想!自分の仕事を見直したい人にオススメの本!

『仕事は輝く』は、成功哲学の古典「石切り職人の話」をもとに書かれた成功小説です。
この本は、「成功小説」として物語を楽しみながら、成功するためにはどうしたらいいかということを教えてくれます。
著者の犬飼ターボさんは、成功と幸せを両立させるハピサク(ハッピー&サクセス)という生き方を確立し、成功小説家として活躍しています。
落ち込みやすい人、休み明けの仕事がいやな人、上司に評価されない人など…自分の仕事について今一度考えたい人にオススメです。

あなたは何の専門家ですか

この本を読んで、仕事をするどんな人も持っておくべき大事な考え方だと感じたのが、
専門家というのはその道を進むと決めたときになるものということです。

駆け出しの新人でも、何十年も続けているベテランでも、自分がその仕事をしていくと決めたときから、自分のことをその仕事の専門家だと思うようにすること。
そうすることで、どんな立場の人であっても、その瞬間から「専門家」として振る舞わなければならなくなります。
そして自分が「専門家」なら、自分が提供するものの価値を高めなければいけません。
つまり、最初から自分が「専門家」だと意識することで、自分の価値を高めるための行動ができるようになる。
そしてこれができることで、目指す方向が見つかり、ぶれなくなる、自信につながるというのです。

この話を読んで、新人の頃、どのようなスタンスで仕事をしていたかを思い出しました。
もちろん、お客様の前で仕事をする以上は、金額に見合ったものを提供しなければいけないという緊張はありました。
でも、「まだ新人だから」という考えがなかったかと言えば、嘘になります。
また何年かして仕事に慣れてきたとき、「専門家」と言えるほどのものを提供していたかと言われると自信がありません。
新人でもベテランでも、早く上達したいなら、今すぐこれを意識するのがいいと思います。
「専門家」になるために自分のやるべきことが明確になるし、「専門家」でいるための行動を忘れません。
そして、「専門家」として行動してきた自分に自信が持てると思うからです。

誰でも最初から上手くできるわけではないと思います。
だけど、その事実と、自分が何者として振る舞うかは別の話です。
自分の仕事に行き詰まりを感じるなら、この方法で自分のやるべきことが見えてくるかもしれません。

あなたの仕事はなんでしょうか

あなたの仕事はなんでしょうか、という問いへの答えは、仕事をするときに、理解して、さらに忘れないでいることが大切だと思いました。

この本の物語の主人公アルダは石切り職人です。
アルダはハサンおじさんに、仕事の意味を聞かれて、「石を切り出して運ぶこと」と答えます。
しかしおじさんによれば、それは「仕事」ではなくて「作業」なんです。では、仕事とは何か。
それは仕事の目的、「なんのために働いているのか」ということです。
おじさんに言われて、アルダは自分の仕事の意味を探します。
そして、それが「切り出した石が城壁になり、みんなを守る」ということだと知ります。
自分の仕事の結果を見て、触れて、使ってくれている人と話して、それが大きな喜びをもたらしてくれることに気づくのです。

毎日同じ職場に行って、同じ仕事をする。
それは常に楽しかったり、感動があったりするものではないと思います。
お金のためだけに働いているようなむなしい気持ちになったり、日々の繰り返しでつまらなく感じたりすることも多い。
たとえ自分で選んだ好きな仕事をやっているとしても、そうじゃないでしょうか。
ですが、つまらない、大変だと感じるときは、だいたい仕事の意味なんか忘れています。
忘れて、この仕事の先に生まれるもののことなんか考えてもいないことに気づきました。

仕事の意味を忘れたら、それはただの作業。
つまらないに決まっています。
今、仕事につまらなさを感じている人は、この物語を通して、その意味を再認識できるかもしれません。

もう一度セルフイメージから見直す

どんなに仕事に前向きに取り組んでいても、日々良くしていこうと努力していても、「乗り越えられない」と思えるような困難はやってくると思います。
そんなときにどうすればいいか、それがもう一度セルフイメージから見直すということです。

いろいろなことを学んできた主人公のアルダは、努力を尽くして改善し、仕事に取り組んでいきます。
ところが、物語も終盤、アルダはこれまでやってきた改善では乗り越えられないような、大きな困難に遭います。
そんな状況が実際に起こったとき、私たちはどうやって仕事や物事に取り組めばいいでしょうか。
そんなときは、もう一度原点に帰るんです。
もう一度、自分は今何者かを考え、仕事の意味を探し…ということを、やり直すのです。
今度は「改善」ではなく、より大きな改善である「革新」を起こします。

仕事をやってきて、一度も失敗したことがない、ひどい目にあったことがない、という人はほとんどいないと思います。
自分がやってきたことが、全て無意味だったと感じるようなこともあるかもしれません。
そんなときを乗り越えるために、このアドバイスは有効だと思いました。
簡単なことと思われるかもしれませんが、自分が落ちているときは、周りが見えなくなったり、何をしたらいいかわからなかったり、想像以上に途方に暮れるものです。
最初からいつも、こう考えることを念頭に置いていれば、大変なときに自分の取るべき行動を見つけられると思いました。

困難なときに対処する方法が自分のなかにあれば、仕事もしやすくなると思います。
困難をただ大変だと考えるのではなく、自分を「革新」してくれるものだと思えば、仕事もやりがいを感じるのではないでしょうか。

まとめ

この本では、一つの物語を通して、仕事をやっていく上でのアドバイスが「5つの秘法」として紹介されています。
そのアドバイスはシンプルでわかりやすく、物語を楽しみながら確認していけるので、本を読むのが苦手という人にも理解しやすいと思います。
仕事に行き詰まりを感じている人、仕事にやりがいを感じない人に、「仕事をする」ということに向き合わせてくれるオススメの1冊です。