書評

【書評】『神メンタル「心が強い人」の人生は思い通り』を読んだ感想!

『神メンタル「心が強い人」の人生は思い通り』を読んだ感想!
自分の望む人生を生きたい人にオススメ!

『神メンタル』は、「強い心は科学的に作り出すことができる」として、自信が持てない人でも「心が強くなる」方法について書かれた本です。
著者の星渉さんは、「心を科学的に鍛える」ことを中心に置いた独自のビジネス構築手法や育成理論で、数々の個人起業家などを成功に導いてきた人です。

頑張っても結果がでない、努力しても報われない、そんな日々に悩む人も多いと思います。どうすれば、人生は上手くいくのか。
自分の思う通りに人生を生きたい人にオススメです。

人生の9割はメンタルで決まります

ほとんどの人が、「自分の心が人生を決めている」と考えていると思います。
でも、その9割も自分の心が決めていると思って行動しているでしょうか。

今の自分の状況をつくっているのは、これまで自分がしてきた「選択」と「行動」の「結果」だということです。
もし自分を変えたいなら、毎日の「選択」と「行動」を変えなければ、結果は変えられません。
しかし、人間の心には最初から備わっているいくつかの心理現象があります。
例えば、損をしたときの痛みが利益の2倍強く感じるという「損失回避」や、自分が今持っているものを実際の価値より高く見積もってしまうという「保有効果」などです。
また、生きていくために私たちの脳が最も大切にしていることは、「死なないこと」「生命の維持」なんです。
だから今普通に生きていれば、脳は新しいことを始める、チャレンジするというような変化を回避しようとします。
つまり、このような人間に元から備わっているものを知って、心が強い人、不安に強い人になる必要があります。
だから人生の9割はメンタルで決まるんです。

誰でも、新しいことをするのをためらったり、安定を求めて挑戦を選ばなかったりした経験はあると思います。
私の場合、そうやって挑戦できなかったりするのは、自分の性格が臆病だからだとか、逃げているからだとか考えていました。
ですがこの本で、それは単に性格の問題ではなく、人間の元から持っているものに関係していること、そしてそれは変えられると知って希望が持てました。
この本では、人間の脳や心のしくみを詳しく解説し、メンタルが変えられること、どうやって変えていくかなどについて学ぶことができます。

自己評価を変えない限り、無難な毎日からは永久に抜け出せない

自分の望むことを実現するために、まず何から認識すればいいか。
それが『自己評価を変えない限り、無難な毎日からは永久に抜け出せない』ということです。

何か実現したいことがあるとき、自分の自己評価はそれに相当するものでなければいけません。
そうでなければ、実現したいことに必要な情報が見えなくなってしまいます。
例えば「いつか本を出版したい」と思っているのに、自己評価が「自分には能力がない」とか「自分には無理だ」という低いものであると、「本を出版する」ために必要な情報を見逃してしまうということです。

自分の自己評価を、目的に合わせなければいけない、ということは考えたことがありませんでした。
自己評価というのは、何かを達成したときに上がったりするもので、自分で変えられるものだとは思っていませんでした。
でも確かに、何かを達成したときのことを思い出すと、それを達成する前の自分は、「それができる」と信じていたように思います。
これが、目的に相当する自己評価を持っているということなんだと思いましたが、これまでは自分で意識してやったことがありませんでした。

その自己評価を変えるために、何をどうやってすればいいか、実践的な方法は、本の中で解説されています。
誰でもできるもので、本を読みながらやっていくと、面白いと思います。

「今」を「未来の自己評価」で生きる

じゃあ自己評価を具体的にどのように変えればいいのでしょうか。

例えば、もしあなたが「本を出版したい人」だとしたら、今のあなたの評価を「いつか本を出版する人」ではなく、「本を出版した人」とします。
つまり「今この瞬間」を「今のままの自己評価」ではなく、「未来の自分の自己評価」で生きることがポイントなんだそうです。
なぜこんなことをするのか。
それは自分に「本を出版した人」とインプットすることで、現実(まだ本を出版していない)とのギャップが生まれます。
脳はこのギャップを埋めるために、必要な情報を集めるようになります。
そうすることで、現実が自己評価に追いつくというのです。

自己評価を自分で未来に合わせて変えるなんて、面白い方法だと思いました。
こんな話だけ聞くと、本当に現実が自己評価に追いつくのか信じがたいと思います。
この本にあるワークの1つ「未来体験シート」をやってみると、少し実感が湧くかもしれません。
そのシートには未来の自分を完了形で書きます。
例えば「1年後、今の仕事で月収100万円になった」という感じです。
自分でこう書いてみると、確かに違和感があります。
この違和感が脳に働きかけるようです。

もちろん、それをするだけで実現するわけではありません。
何より私たちの脳や心は元からある性質が強くて、なかなか簡単には自己評価を書き換えてはくれないようです。
すぐに安全な方に、やらなくて良い方に流されてしまいます。
なので、この本ではどうやって「未来の自己評価」で生きることを持続するか、ということについても話しています。

「忘れないようにする」工夫をしている人が、結局は自己実現を手に入れている

この本には勉強になることがたくさん書かれていますが、それでも人間は忘れてしまうんです。
本の中で、「エビングハウスの忘却線」が紹介されています。
それは、人は20分後には出来事の42%を忘れ、1時間後には半分以上の56%を忘れる…というものです。
つまり結局人はすべて忘れてしまいます。
だから試してみたいと思ったら、即実行するべきだといいます。

確かにどんなに多くの成功する方法を学んでも、何も実行しなければ、次の日にはほとんど忘れて、また同じ毎日を続けてしまいます。
この本でも、例えば視覚の記憶効果を利用して、目標を画像化して見る方法を勧めたり、何度も脳に覚え込ませたりする方法を紹介しています。
人間の脳はそれほど訴えかけないと、変えることができないもの。
だけど、それは不可能なことではありません。
そしてこれができた人は、自己評価を変え、神メンタルを持つ人のように「考えることなく」「自動的に」よい意味を見出すことができるといいます。

成功するために、知識だけ学んで実践できない人、すぐに忘れてしまう人は、この本に書かれている方法を実践すれば、何か変わるかもしれません。

まとめ

いきなり「神メンタル」とか聞くと、ちょっと本当かなと考えてしまう人もいると思います。
だけど、内容は極めて科学的で実践的。
もし、何もできなくてモヤモヤしている、悩んでいる人がいるなら、この本を読んで実践していくと何かわかるかもしれません。
実現したいことがある人、このままでいいのか悩む人、にやるべきことの道を示してくれる1冊です。