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【鬼滅の刃・入隊編】時透無一郎 鬼殺隊入隊の経緯についての紹介・考察(ネタバレ含む)

【鬼滅の刃・入隊編】時透無一郎 鬼殺隊入隊の経緯についての紹介・考察(ネタバレ含む)


【鬼殺隊入隊までの経緯】

時透無一郎は、杣人(木こり)を営む優しい父と母の元に生まれました。

無一郎が10歳の時のことです。
風邪をこじらせて肺炎になった母のために、嵐の中薬草を取りに行った父は、崖から転落して帰らぬ人となりました。
母の肺炎は治らず、父の後を追うように他界してしまいます。

無一郎には、有一郎という双子の兄がいました。
有一郎は、言葉のきつい子供でした。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」14巻

有一郎は、子供たちを残して死んでいった父と母を恨んでいるかのようでした。
兄の物言いに耐えられなくなった無一郎は、有一郎と少しずつ仲違いしていきます。

ある日のこと、産屋敷輝哉の妻である産屋敷あまねが、無一郎らの元を訪れました。
無一郎らはあまねにより、自分たちが呼吸の始祖である伝説の剣士を輩出した、継国家の子孫だと知らされます。
子供らしくあまねの言葉に胸を躍らせ、自分たちも剣士になってたくさんの人を助けようよとはしゃぐ無一郎に対し、有一郎は怒りをあらわにしました。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」14巻

自分たちにできるのはせいぜい無駄死にだ。父と母と同じように。
有一郎に怒鳴りつけられた無一郎は、固く口を結び、涙をこらえます。
その一件以来、有一郎と無一郎は、お互いに口を利かなくなりました。

ある暑い夏の夜のこと。戸を開けて寝ていた有一郎と無一郎の元に、鬼が現れました。
部屋に立ち入るや否や、鬼は有一郎の腕を斬り落します。
痛みと恐怖で叫ぶ有一郎に対し、鬼は吐き捨てました。

「うるせえうるせえ騒ぐな。どうせお前らみたいな貧乏な木こりは何の役にも立たねえだろ」
「いてもいなくても変わらないようなつまらねえ命なんだからよ」

その言葉に無一郎は激高し、我を忘れて鬼に飛び掛かりました。
無一郎は渾身の力で、持ちうる限りすべての武器になり得るものを鬼の体に打ち込みました。
農具や木の杭で地面に固定された鬼は、身動きが取れず、やがて昇った朝日に焼き殺されます。
無一郎は鬼に打ち勝ったのでした。

鬼が消えてなくなると、無一郎は鉛のように重くなった体を引きずりながら、有一郎の元に行きました。
ほとんど命の炎が消えかけた有一郎は、うわごとのように無一郎の無事を祈りつづけていました。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」14巻

無一郎は有一郎の手を握ります。
力を使い果たした無一郎は、もう指一本も動かすことができませんでした。
有一郎が冷たくなり、肉が腐り、蛆がわいていく様子をただただ眺めました。
自分の肉体にも蛆がわき始めたころ、無一郎は産屋敷あまねにより救い出されます。

産屋敷家に連れてこられた無一郎は、手厚い看病を受けました。
事件のショックからか、無一郎は過去の記憶を亡くしてしまいます。
また、見たこと聞いたことをすぐに忘れてしまう後遺症も残りました。
しかし、煮えたぎるような鬼への憎しみは、決して消えることはありませんでした。

【時透無一郎が柱になった経緯】

ようやく動けるようになった無一郎は、復讐のため、鬼殺隊員になることを決意します。
コミックス14巻には、まだ包帯も取れぬ中、体を震わせながら必死に剣を振るう無一郎の姿が描かれています。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」14巻

無一郎は血反吐を吐きながら、稽古に励みました。
そしてなんと、剣を握ってたったの2か月で、柱の座にまで上り詰めます。

柱になるまでの期間は、通常で5年、早くて2年と言われていますので、2か月というのは記録的なスピードです。

ちなみに始まりの呼吸の使い手、継国縁壱は、初めて剣を握ったその日に、師範である男を気絶させるほどの一撃を放ちました。
継国家の血を引く無一郎にも、その才能が受け継がれていたのでしょう。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」20巻

無一郎は、何歳で柱になったのでしょうか。
鬼滅の刃14巻には、無一郎が11歳で兄を亡くしたと書かれています。
兄が鬼に襲われたのは夏で、無一郎の誕生日は8月8日です。
おそらく無一郎は、11歳になってすぐに天涯孤独の身になったのでしょう。

あまねに助け出された無一郎が、どれ程の期間治療を受けていたのかはわかりません。
しかし、仮に治療に一年かかったとしても、12歳を迎えた秋には、すでに柱になっていたはずです。

【無一郎を駆り立てた想い】

初登場の時点で、無一郎は過去の記憶を失っています。
兄が死んだことはおろか、兄の存在まですべて、記憶から消え去っていました。
それでも、無一郎の肉体は怒りを忘れることはありませんでした。

6巻では、柱合会議で終始興味なさそうにぼうっとしていた無一郎が、鬼舞辻無惨の話がでた途端、興味を持って話に加わる姿が描かれています。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」6巻「戦ったの?」が無一郎の台詞(アニメ版で確認)

また、無一郎の専属刀鍛冶である鉄井戸は、無一郎の痛々しいまでの奮闘を見て、その身を案じていました。

【無一郎は何番目に柱になったか】

無一郎は、9人の中で何番目に柱になったのでしょうか。
無一郎の柱就任は、悲鳴嶼、宇髄、冨岡、不死川、煉獄より後であることは確実です。

悲鳴嶼、宇髄、冨岡、不死川は、19巻に掲載されている柱合会議の回想から、古株であることが確定しています。
また14巻で、煉獄が無一郎の肩を叩き、「柱として共に頑張ろう」と声をかける回想シーンがありますので、煉獄も無一郎より先輩です。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」14巻

伊黒としのぶに関しては確定的な情報がありませんが、甘露寺は、無一郎の後輩であることが確定しています。
無一郎が柱入りした12歳時点で、甘露寺は17歳。
まだ鬼殺隊の存在を知らず、お見合いをしている頃でした。

【まとめ】

異例のはやさで柱入りした時透無一郎。
刀鍛冶の里で記憶を取り戻した後は、きつい性格も和らぎました。
無一郎は無意識のうちに、兄である有一郎を投影した振る舞いをしていたようです。

炭治郎など、一部の気を許せる相手に対しては、笑顔も見られるようになります。
小説版鬼滅の刃「風の道しるべ」では、刀鍛冶の里で知り合った小鉄との友情も描かれています。
人間らしさを取り戻した無一郎の様子を見てみたい方は、ぜひ小説版も手に取ってみてくださいね。