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【鬼滅の刃・入隊編】煉獄杏寿郎 鬼殺隊入隊の経緯についての紹介・考察(ネタバレ含む)

【鬼滅の刃・入隊編】煉獄杏寿郎 鬼殺隊入隊の経緯についての紹介・考察(ネタバレ含む)


【煉獄杏寿郎鬼殺隊入隊までの経緯】

煉獄杏寿郎は、代々鬼殺隊に炎柱を輩出する、剣術の名家に生まれました。

炎の呼吸は歴史が古く、いつの時代も炎の呼吸と水の呼吸は、必ず柱に入っていたと言います。
186話では、戦国時代、すでに煉獄家の人間が鬼殺隊に存在していた描写がありました。
また、煉獄家に代々伝わる「炎柱の書」も、煉獄家の長い歴史を物語ります。

そんな煉獄家の長男として生を受けた杏寿郎は幼い頃からずっと、自分は将来、父のような炎柱になるのだと思い育ちました。
炎柱になるための修行は厳しいものでしたが、杏寿郎の心が折れる事はありませんでした。
杏寿郎の心を支えたのは、厳しくも優しい、母の存在です。

杏寿郎の母である瑠火は、病弱ではあるものの、とても心の強い女性でした。
瑠火は、常日頃から幼い杏寿郎に、強き者の在り方について説いていました。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」8巻

母の言葉は、杏寿郎の精神の軸を形作り、生涯にわたって杏寿郎を支え続けました。

杏寿郎の父、槇寿郎は、炎柱を務めるほどの実力者でした。
槇寿郎は杏寿郎と、その弟である千寿郎に熱心に稽古をつけました。
杏寿郎は、いつか父と肩を並べて戦えるようになりたいと願っていたことでしょう。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」7巻

厳しくも愛情ある家庭で育った杏寿郎。
しかし母の死後、その環境は一変します。

槇寿郎には、もともと精神的に弱いところがありました。
鬼殺隊の任務を思うようにこなせず、無力感に苛まれ、折れかけていた槇寿郎の心は、愛する妻の死に面したことで崩壊してしまいます。

槇寿郎は、毎日浴びるように酒を飲み、廃人のように過ごすようになりました。
何もかもどうでもよくなってしまった槇寿郎は、炎柱を引退し、杏寿郎らに稽古をつけることも拒否して自分の殻にこもるようになります。
優しかった父は、酒を浴びては息子たちに暴言を吐く最低の男に成り下がってしまいました。

幼い頃から突き進んできた炎柱への道が、突如閉ざされてしまった杏寿郎。
しかし杏寿郎は、炎柱になることを諦めきれませんでした。
杏寿郎は煉獄家に伝わる、たった3冊しかない「炎柱の書」を読み解くと、自力で炎の呼吸を習得しました。

【煉獄杏寿郎が柱になった経緯】

鬼滅の刃8巻には、杏寿郎が柱になった当時の回想が描かれています。
今より少し幼い表情の杏寿郎は、ようやく柱になったことを報告しようと、父の部屋を訪れます。
杏寿郎が部屋に入ってきても、槇寿郎は寝ころんだまま、こちらを見ようともしません。
柱就任の報告を終えた杏寿郎に対し、槇寿郎は辛らつな言葉を投げかけました。

「柱になったから何だ、くだらん」
「どうせ大したものにはなれないんだ、俺もお前も」


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」7巻

自分が炎柱になることができれば、もしかしたら父は喜び、以前の様子を取り戻してくれるかもしれない。
そんな杏寿郎の淡い期待は、見事に砕かれます。
心に氷を落とされたような杏寿郎の表情が痛々しいです。

杏寿郎は、何歳の時に柱になったのでしょうか。
おそらく、17歳か18歳の時です。

19巻に掲載されている、実弥が柱就任した時の柱合会議回想で、煉獄は会議に参加していませんでした。
不死川入隊時、煉獄の年齢は16歳。
その時杏寿郎は、まだ一般隊士だったのでしょう。

また14巻では、12歳で柱になったと思われる時透無一郎に対し、「柱としてともに頑張ろう」と声をかける杏寿郎が描かれています。
無一郎と杏寿郎の年齢差は6歳なので、杏寿郎が18歳の時には、すでに柱になっていたことが分かります。

【煉獄を駆り立てた想い】

煉獄を駆り立てたのは、亡き母への想いです。

幼い頃に最愛の母を亡くした杏寿郎。
代々柱を輩出してきた煉獄家に生まれた杏寿郎は、物心ついた時からずっと、自分は炎柱になるのだと使命感を燃やしていたはずです。

父に今までの努力を否定され、邪険に扱われるようになっても、杏寿郎が心を折ることなく炎柱への道を突き進むことができたのは、厳しくも愛情深く接してくれた母への想いがあってこそだと思います。

「弱き人を助けることは強く生まれた人の責務」
杏寿郎の心にはいつも母の言葉がありました。

【煉獄は何番目に柱になったか】

杏寿郎が柱になったのは、悲鳴嶼、宇髄、冨岡、不死川より後で、時透、甘露寺より先です。
しのぶ、伊黒らと同時期に柱になっていると考えられますが、詳しい順序は明らかにされていません。
しかし、少ない情報から察するに、煉獄の柱就任は、しのぶや伊黒より少し後なのではないでしょうか。
それを感じさせるのが、1巻に描かれているイラストです。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」1巻

ここに描かれている人物が当時の柱だとすると、右上に義勇、左下に伊黒としのぶが描かれていますが、杏寿郎の姿はありません。

ただ、伊黒は杏寿郎の強さに対し、信頼感を持っていた描写がありました。
11巻で伊黒は、煉獄が上弦の鬼に負けたという報告に対し「俺は信じない」と言っています。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」11巻

煉獄より伊黒のほうが先に就任していたとしても、それほど時期は変わらなかったのではないでしょうか。

【まとめ】

強靭な精神力をもって、柱に上りつめた煉獄杏寿郎。
一見豪快に見える杏寿郎ですが、重い過去を背負っていました。

作中でのリタイアが早かったため、掘り下げるための材料が少ない杏寿郎ですが、今後、煉獄杏寿郎を題材としたスピンオフ作品が描かれる予定です。
謎に包まれた杏寿郎の過去が描かれるのを楽しみに待ちましょう。