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【鬼滅の刃・キャラ紹介】「上弦の肆 半天狗」についての紹介・考察(ネタバレ含む)

【鬼滅の刃・キャラ紹介】「上弦の肆 半天狗」についての紹介・考察(ネタバレ含む)


【上弦の肆 半天狗】


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」13巻

【鬼の初登場時の話や、物語中での動き、鬼の性格】

半天狗は、十二鬼月の中で4番目に強いとされる鬼です。
しかしその肩書にそぐわず、半天狗は大変臆病な性格をしています。
暴力や争いを目にすると、「ヒイイイ」と悲鳴を上げ、目を覆って逃げ出します。

半天狗が初めて登場したのは、12巻98話です。
上弦の陸、堕姫と妓夫太郎が殺され、113年ぶりに集結させられた上弦の鬼たち。
そのうちの一人が半天狗でした。
階段の手すりに身を隠し、他の鬼たちと距離を置いて会話に参加していた半天狗。
終始ガタガタと身を震わせていましたが、玉壺の「90年ぶりで御座いましょうかな?」という台詞に対しては、すかさず「恐ろしい恐ろしい…しばらく会わぬうちに玉壺は数も数えられなくなっておる。呼ばれたのは113年ぶりじゃ」と嫌味たらしく突っ込んでいました。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」13巻

半天狗は過剰なほどに、傷付けられることを恐れます。
それなのに、他人の痛みに関しては全く無頓着です。
自分の利益の為ならば盗みも殺しも躊躇なく行うのに、いざ責められると相手のせいにして全く反省しようとしない。
絵にかいたような悪党です。

【鬼の使う血鬼術】

半天狗 分裂する(技名なし)
積怒  錫杖で雷撃を放つ(技名なし)
空喜  口から超音波のようなものを出す(技名なし)
可楽  巨大な木の葉で突風を巻き起こす(技名なし)
哀絶  激涙刺突(げきるいしとつ)
憎珀天 木の竜を生み出す(技名なし)
無間業樹(むけんごうじゅ)
狂鳴雷殺(きょうめいらいさつ)
狂圧鳴波(きょうあつめいは)
恨   巨大化する(技名なし)

臆病で戦いを恐れる半天狗が、なぜ上弦の肆の座にいるのでしょうか。
それはひとえに、半天狗の持つ厄介な血鬼術のおかげです。
半天狗は戦闘の際、我が身を分裂させ、代わりに戦わせることが出来るのです。

分裂体は、それぞれ名前を持ち、個別の意思をもって動きます。
作中ではまず、喜怒哀楽を司る四体の鬼が登場しました。

「積怒」は四体の中でリーダー格の鬼です。名の通り、常に苛立っています。
雷撃を放つ錫杖を使い、炭治郎達を追い詰めます。
「可楽」は、戦うことが大好きで仕方ない鬼です。
葉団扇を使い、一番楽しそうと思った相手と積極的に戦います。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」12巻 積怒(左)可楽(右)

「空喜」は、翼を持ち、空を飛ぶことが出来る鬼です。
金剛石をも砕く鋭い爪を持ち、楽しそうに敵と戦います。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」13巻 空喜

「哀絶」は、大きな槍を持つ鬼です。「哀しい」が口癖で、いつも何かを憐れんでいます。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」13巻 哀絶

四体が合体すると「憎珀天」という鬼になります。
喜怒哀楽すべての術を使うことができ、かつ木の竜を生み出して操ります。
その強さは、痣を出した恋柱、甘露寺蜜璃が苦戦を強いられるほどでした。

憎珀天は、半天狗を「小さく弱きもの」、対する敵を「悪人」と認識し、歪んだ正義のもとに鉄槌を下します。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」14巻「憎珀天」

また最後には、半天狗を体内に隠し、守る役割を持つ「恨」の鬼が登場しました。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」14巻 恨

厄介なことに、この分裂体たちは頸を斬っても死にません。
切り口からさらに分裂し、相手に襲い掛かります。
本体である半天狗の頸を斬り落とすまで、分裂体たちは戦い続けるのです。

本体である半天狗は、体を小さくし、身を隠して戦いが終わるのを待っています。
こうして半天狗は、戦わずして勝利を得てきたのです。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」13巻

【人間の頃の話】

半天狗は人間の頃、殺しと盗みを繰り返す極悪人でした。
目が見えているにもかかわらず、盲目だと嘘をつき、世話になった人相手でも容赦なく盗みを働きました。
なぜ盗むのかと責められると、半天狗は「わしが悪いのではない、この手が悪いのだ」と答えます。

ある日半天狗は盗みを働き、それを奉行所に垂れ込もうとしていた男を口封じのために殺します。
罪は露呈し、半天狗は奉行所に連れていかれました。
半天狗は別の町でも盗みと殺しを繰り返していたため、同情の余地なしとされ、打ち首の刑を言い渡されます。
半天狗は盲目であることを理由に、自分に殺人は出来ないと言い逃れしました。
しかし奉行は、盲目であるという半天狗の主張が嘘であることを見破ります。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」15巻

打ち首になる前夜、鬼の首領、鬼舞辻無惨が半天狗の元を訪れました。
「明日打ち首とは可哀想に。私が助けてやろう」
無惨の甘い誘いに乗り、半天狗は鬼となりました。

半天狗に打ち首を言い渡した奉行は、その後半天狗によって殺されています。

【最終的にどうなったか】

無惨の命令を受け、玉壺と共に刀鍛冶の里に忍び込んだ半天狗。
炭治郎、禰豆子、無一郎を相手に、四体の鬼に分裂して戦いました。
斬ったところからどんどん分裂する鬼たちに、苦戦を強いられる炭治郎たち。
玄弥も戦いに加わりますが、戦況は変わりません。
禰豆子が考え出した“爆血刀”により、ようやく戦況が変わり始めたところ、積怒が他三体の鬼たちを吸収します。

四体全ての力を使うことが出来る「憎珀天」の誕生です。
憎珀天の強さは半端なく、炭治郎は鼓膜が破れ、足を怪我します。
憎珀天が生み出した木の竜に締め付けられ、死を覚悟した炭治郎の元へ、恋柱の甘露寺蜜璃が駆けつけました。

憎珀天は甘露寺に任せ、半天狗の本体を探す炭治郎たち。
半天狗を追い詰め、ようやく炭治郎が頸を斬り落とします。
しかし頸を落とされてもなお、半天狗の体は朽ちません。

炭治郎が斬ったのは、半天狗の分裂体である、「恨」の鬼だったのです。
半天狗の本体は、恨の心臓に隠れていました。
匂いをかぎ分けた炭治郎に、隠れ場所を見破られ、半天狗は今度こそ本当に頸を斬り落とされました。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」15巻

炭治郎が「もういい加減にしてくれ」と思わず漏らすほど、しぶとかった半天狗。
生き延びることに執着する、本当に厄介な鬼でした。