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【鬼滅の刃・キャラ紹介】「下弦の陸 獪岳」についての紹介・考察(ネタバレ含む)

【鬼滅の刃・キャラ紹介】「下弦の伍 獪岳」についての紹介・考察(ネタバレ含む)


【下弦の伍 獪岳】


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」17巻

【鬼の初登場時の話や、物語中での動き、鬼の性格】

堕姫&妓夫太郎の後釜として、新しく上弦の陸に就任した鬼、獪岳。
獪岳はもともと、善逸の兄弟子でした。
雷の呼吸の使い手であり、鬼殺隊員だった獪岳は、任務中不幸にも黒死牟と遭遇し、鬼となる道を選びました。

獪岳は、自分勝手な思考の持ち主です。
獪岳にとって一番大事なものは自分自身であり、保身のためならば後先考えず感情的に行動します。
鬼となってから、その思想はさらに強まり、「自分を正しく評価し求める者は“善”」「低く評価し認めないものは“悪”」という身勝手な価値基準をもとに、命をもてあそぶようになります。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」17巻

獪岳が初登場したのは、4巻34話。善逸の回想内でした。
修行中に泣きわめき、逃亡を図る善逸に向け、獪岳は「消えろよ」と辛らつに言い放ちます。
兄弟子だったとはいえ、善逸との関係性はあまりよくなかったようです。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」4巻

【鬼の使う血鬼術】

雷の呼吸 弐ノ型 稲魂(いなだま)
雷の呼吸 参ノ牙 聚蚊成雷(しゅうぶんせいらい)
雷の呼吸 肆ノ型 遠雷 (えんらい)
雷の呼吸 伍ノ型 熱界雷(ねつかいらい)
雷の呼吸 陸ノ型 電轟雷轟(でんごうらいごう)


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」17巻

雷の呼吸の技に、鬼の回復力と攻撃力を上乗せした獪岳の血鬼術。
獪岳の攻撃を受けた者は、傷口が雷のようにひび割れ続けます。

獪岳は人間の頃、雷の呼吸、壱ノ型のみ習得することが出来ませんでした。
鬼になってからもそれは同様で、壱ノ型以外の技を使い戦います。

【人間の頃の話】

獪岳は孤児でした。
寺で暮らしていた悲鳴嶼行冥に引き取られ、複数人の孤児たちと共同生活を送っていました。

獪岳は手癖が悪く、ある日寺の金を盗んでしまいます。
それに気づいた孤児たちは、獪岳を追い出し、悲鳴嶼に「獪岳は寝ている」と嘘をつきました。
寺を追われ、暗い山の中をさまよった獪岳は、不運なことに鬼に遭遇します。
恐怖のあまり獪岳は、なんと鬼に寺の居場所を暴露し、そこに住まう者たちを食う代わりに、自分を見逃してくれないかと頼み込んだのです。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」16巻

鬼はそれを承諾し、獪岳は、寺で炊かれていた鬼除けのお香を消しに戻ります。
鬼は寺に忍び込み、悲鳴嶼と、沙代という少女以外の子供たちを喰らいつくしてしまいました。

そのまま逃亡した獪岳は、紆余曲折あり、元鳴り柱の桑島慈悟郎の元に弟子入りすることになります。
鬼に仲間を売った獪岳が、鬼殺隊を目指すとは、どういう心持ちだったのでしょう。

獪岳は慈悟郎の元で、ひたむきに修行に取り組みました。
しかし善逸が弟子入りしてから、獪岳の心に再び暗雲が垂れ込めます。
獪岳も善逸も分け隔てなく接する慈悟郎と、甘ったれの善逸を、獪岳は嫌悪するようになります。
獪岳は、いつでも自分が特別扱いされていないと満足できなかったのです。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」17巻

修行を終えた獪岳と善逸に、慈悟郎は、共同で雷の呼吸を継承するように伝えます。
獪岳にとって、それはとても屈辱的な出来事でした。

選抜試験を突破し、鬼殺隊に入隊した獪岳。
善逸はなんとか関係を改善しようと、獪岳に手紙を出しましたが、獪岳はそれを無視しました。

ある日鬼殺隊の任務に出向いた獪岳は、十二鬼月の中で最強の鬼、黒死牟と遭遇してしまいます。
黒死牟の圧倒的な強さ、圧迫感を前にして、獪岳は地面にひれ伏しました。
黒死牟に命乞いをし、獪岳は鬼となる道を選んだのです。

【最終的にどうなったか】

無限城にて善逸と対峙した獪岳は、自分が鬼になったことにより、師である慈悟郎が介錯も付けずに自害したことを知ります。
しかし、獪岳にとってそれは取るに足らない事実でした。
自分のことを認めず、善逸と共同で雷の呼吸を習得させた慈悟郎を、獪岳は恨んでいました。
「爺が苦しんで死んだのならせいせいするぜ」と獪岳は吐き捨てます。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」17巻

獪岳と善逸の一騎打ちが始まりました。
血鬼術で強化された雷の呼吸を使い、善逸にきりかかる獪岳。
善逸は頬に獪岳の技をくらい、傷口がひび割れ始めます。

会話の中で、もう獪岳が改心することはないと悟った善逸は、大技を放ちます。
「雷の呼吸 漆ノ型 火雷神」
善逸が編み出した七番目の型は、獪岳の頸を斬り落としました。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」17巻

「やっぱりあの爺贔屓しやがったな!!」
七番目の型を俺だけに教えなかった、と恨み言を吐きながら、獪岳の頸は無限城から落下します。
力尽きた善逸が、共に落下しているのを見て、善逸も一緒に死ぬのだから自分は負けていない、と負け惜しむ獪岳。

しかし、駆けつけた愈史郎が善逸を救出しました。
「人に与えないものはいずれ人からなにも貰えなくなる」
「一人で死ぬのは惨めだな」
愈史郎の言葉を耳にした獪岳は、声にならない叫び声をあげながら、深く落下していきました。

一般隊士である善逸に殺されてしまった獪岳。
鬼になったばかりの獪岳は、まだ力を使いこなせていなかったようです。
もし戦いが1年後だったら、善逸は即殺されていただろうと愈史郎は分析します。

同じ孤児であった獪岳と善逸。
哀しいことに、二人はまるで正反対の結末を迎えることになりました。