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【鬼滅の刃・キャラ紹介】「上弦の参 猗窩座」についての紹介・考察(ネタバレ含む)

【鬼滅の刃・キャラ紹介】「上弦の参 猗窩座」についての紹介・考察(ネタバレ含む)


【上弦の参 猗窩座の概要】


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」9巻

【鬼の初登場時の話や、物語中での動き、鬼の性格】

上弦の参、猗窩座。
鬼になってからの時間を、ほぼ鍛錬に費やしている戦闘狂です。
強さに対し強い執着を持ち、「至高の領域」に到達することを目標にしています。

「弱者を見ると虫唾が走る」と豪語する猗窩座。
弱いと判断した者は、即座に殺そうとする残忍さを持ちます。

猗窩座が初登場したのは、コミックス8巻63話です。
無限列車に融合していた下弦の壱、魘夢を倒した炭治郎、伊之助、善逸と、炎柱の煉獄杏寿郎の元に、猗窩座は突如として現れました。

強者である煉獄を一目で気に入った猗窩座は、鬼への勧誘を始めます。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」8巻

煉獄は、当然のごとく誘いを断ります。
猗窩座と煉獄の死闘が始まりました。

煉獄の強さは本物でしたが、どんな傷も即座に回復してしまう猗窩座の前では、なす術もありませんでした。
猗窩座は、煉獄の胴体に腕を貫通させます。
煉獄は最期の力を振り絞り、猗窩座の腕をつかんで、頸を斬り落とそうとします。
しかし、猗窩座は、自分で腕を斬り落とし、逃亡しました。

強い人間を目の前にすると、饒舌になる猗窩座ですが、同族である鬼に対しては、強い嫌悪感を露わにします。
特に上弦の弐である童磨を、特別嫌っているようです。
童磨のへらへらした態度、猗窩座を下に見た言動が原因でしょう。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」12巻

鬼嫌いの猗窩座ですが、鬼舞辻無惨に対しては忠実です。
向上心があり、真面目な猗窩座は、無惨にとって、お気に入りの部下であるようです。

無限列車の攻防後、炭治郎らを殺せなかった猗窩座は、無惨に強い叱責を受けます。
無惨は、気に入らないものは即座に殺す、冷酷で残忍な思考の持ち主です。
叱責だけで済んでいるのは、猗窩座を気に入っている証拠かと思われます。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」8巻

【鬼の使う血鬼術】

破壊殺・羅針(はかいさつ・らしん)
破壊殺・空式(はかいさつ・くうしき)
破壊殺・乱式(はかいさつ・らんしき)
破壊殺・滅式(はかいさつ・めつしき)
破壊殺・脚式 冠先割(はかいさつ・きゃくしき かむろさきわり)
破壊殺・脚式 流閃群光(はかいさつ・きゃくしき りゅうせんぐんこう)
破壊殺・鬼芯八重芯 (はかいさつ・きしんやえしん)
破壊殺・砕式 万葉閃柳(はかいさつ・さいしき まんようせんやなぎ)
破壊殺・脚式 飛遊星千輪(はかいさつ・きゃくしき ひゆうせいせんりん)
破壊殺・終式 青銀乱残光(はかいさつ・しゅうしき あおぎんらんざんこう)


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」8巻

鍛え上げられた体と技が、猗窩座の武器です。
血鬼術で出現させた羅針盤により、相手の闘気を感知することもできます。

猗窩座の拳はまるで磁石のように、相手の急所に正確に撃ち込まれます。
その威力は、かすっただけで血が噴き出るほどです。

【人間の頃の話】

猗窩座が人間だった頃の名前は、伯治です。

伯治には、病弱な父がいました。
父に薬を買うため、伯治はスリを働き、生計を立てていました。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻

伯治の両腕には、それぞれ三本の刺青がありました。
これは、罪の証にと、奉行所に入れられたものです。

いつものようにスリを働き、奉行所に捕まった伯治は、百叩きの刑を受けました。
大の男が失神するような責め苦を受けた後も、伯治は威勢よく啖呵を切ります。
最愛の父を生かすためならば、伯治は自分の命を投げ打ってもいいと思っていました。

しかし、奉行所からの帰り道、伯治はとんでもない知らせを耳にします。
伯治の父親が自殺したのです。
自分が死ねば、伯治は盗みをしなくても暮らしていける。
若い伯治なら、まだ人生をやり直せると考えての決断でした。

最愛の父を失った伯治は、自暴自棄になり、喧嘩に明け暮れます。

ある日伯治は、道着を着た謎の男に話しかけられました。
男は道場を営んでおり、門下生候補を探しているとのこと。
話をろくに聞かず、殴りかかる伯治を、男は瞬く間に倒し、失神させました。

猗窩座が目を覚ますと、男は慶蔵と名乗りました。
慶蔵は、病弱な娘、恋雪の世話をしてくれる人を探しているとのこと。
物心ついた時から父の看病をしていた伯治にとって、それはうってつけの仕事でした。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻

伯治の献身的な看病によって、恋雪は回復します。
慶蔵は、恋雪と結婚して道場を継いでほしいと、伯治に伝えます。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻

伯治は、祝言をあげることを報告するため、父の墓参りにいくことにしました。
道場に帰った伯治は、慶蔵と恋雪が毒殺されたことを知ります。
素流道場を妬んだ剣術道場の者が、井戸に毒を入れたのです。

守りたいと思った大切な人を二度も失い、伯治は全てがどうでもよくなりました。
剣術道場に向かい、そこにいた67名を惨殺すると、伯治は呆然と町をさまよいます。

そこへ突如として、鬼舞辻無惨が現れました。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻

問答無用で伯治に血を注入する無惨。
自暴自棄になっていた伯治は、抵抗することもなく、無惨の血を受け入れました。

【最終的にどうなったか】

鬼殺隊と鬼の最終決戦。
猗窩座は、無限城にやってきた炭治郎と義勇に襲い掛かります。

義勇は戦いの中で痣を出現させ、攻撃の威力と速度を上げますが、猗窩座はすぐに適応してしまいます。
吸い付くような猗窩座の拳、背後に目があるかのような反応力。
2人がかりでも、戦況は不利でした。

炭治郎は必死に猗窩座に対抗する術を探します。
戦闘の中で炭治郎は、猗窩座が相手の闘気を感知して動いていることに気づきました。
炭治郎は、“無我の境地”にたどり着き、猗窩座の頸を斬り落とします。

頸を斬られても、まだ戦いは終わりませんでした。
猗窩座は強い執念により、頸の弱点を克服し、別の生き物になり替わろうとします。

頸を再生しかけた猗窩座の腕を、何者かが掴みました。
それは、過去に死んだはずの恋雪でした。


画像引用元:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」18巻

人間だった頃の記憶を取り戻した猗窩座は、自らの体に技を打ち込み、自害します。
生と死の狭間で、父親、慶蔵、恋雪と邂逅した猗窩座は、潔く地獄に落ちていきました。

自らの敗北を認め、自ら命を絶った猗窩座。
たくさんの罪のない人間を喰らった悪人ではありますが、人間の頃の不憫な境遇も相まって、同情を禁じえません。
十二鬼月の中で、一番良心的な鬼だったと言っても過言ではないでしょう。