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初心者に薦めるB級サメ映画3選

初心者に薦めるB級サメ映画3選

サメ映画、と言われたとき貴方の脳裏に浮かぶ映画はどんな映画でしょうか。
恐らく多くの人がサメ映画の金字塔たる「ジョーズ」や近年公開された「MEG ザ・モンスター」等を想像されるのではないでしょうか。
どちらも素晴らしい作品ではありますが、サメの出る映画はこれらばかりではありません。
サメ映画は最早大喜利のように、あれやこれやの要素をないまぜにされながら生産を繰り返されているのです。
その様はある種胎内で互いを食い合い、生まれたときから生存競争を行うサメそのもの。

今回はそんな粗製乱造、玉石混淆のサメ映画の中から、初心者でも見やすく、また面白いサメ映画をご紹介致します。

「ロスト・バケーション」

医学生のヒロインが休暇で訪れた秘密のビーチ。
しかし突如として人喰いザメに襲われ負傷した彼女は、命からがら砂浜から離れた岩場へと逃げ延びる。
助けが来る可能性は低く、また呼ぶことも出来ず、更には満ち潮により徐々に岩場が沈んでいく。そんな彼女の周囲をサメはいたぶるように泳ぎ回る。
負傷、孤独、サメの恐怖、刻々とすぎる時間……極限の状況に一人相対することになったヒロインの恐怖と選択を描いた本作は、後述の「ディープ・ブルー」と並びこれをB級と呼んでしまっていいのか……と少し筆を止めてしまうほどによい映画です。

「ディープ・ブルー」

大海原のただ中に建築された研究所が舞台の本作。
科学実験により知能が上昇したサメがその能力を用いて科学者たちへ反旗を翻し、人々を襲いながら自らは檻の外の自由の海へ脱出しようと企むという一見馬鹿馬鹿しく見える設定の本作は、しかし大海原に浮かぶ研究所故の「逃げ場のない空間」と、ただ闇雲に襲いかかるのではなく人間のように思考して襲撃してくるサメという「狩人」、そして「狩られる存在となった主人公たち」という要素がよく絡み合っています。

要所要所で、研究所からの脱出のためにサメと相対することになってしまい、その時々で回避、対処しながら研究所からの脱出を図っていく物語は、パニック映画としてかなり面白い作品となっています。

「シャークネード カテゴリー2」

個人的に「シャークネード」シリーズの中でも最も「馬鹿馬鹿しさ」と「物語のテンション」のバランスが取れていたと感じるシリーズ二作目。
竜巻に巻き上げられハリケーンと化したサメの群れが町を襲い、それをチェーンソーと共に撃退する「シャークネード カテゴリー2」が私が最もお薦めする作品となります。
この「シャークネード」シリーズ、全部で6作も作られており、並み居るサメ映画の中でも屈指のシリーズです。

では、そんな6作もあるうちのなぜ2なのか、と言えば前述の通り、馬鹿馬鹿しさがちょうどよい塩梅となっているためです。
シリーズ1作目から、竜巻に巻き上げられたサメが空から降り注ぐという摩訶不思議が人々を襲うというのは特徴は目を引くものがありますが、しかしこの2作目では、世界は1作目での出来事を踏まえ、「シャークネード」としてこの未知の現象を認識しています。
そのなかで主人公のフィンは、かつてシャークネードを撃退した英雄として認知されています。
「起きている出来事を人々が認識し、徐々に受け入れながら解決を図る」という形ではなく、「あのときのやつだ!かかってこい!」というよう形で物語が展開されるため、余計な説明や蛇足が少なくスピード感があり、またその分主人公たちのキャラクター性や言動の部分を際立たせることに成功してため、馬鹿馬鹿しい作品に視聴者が馴染みやすく、それが本作の面白さを形作っているのです。

更に、なぜかDVDの特典映像に「ニコニコ動画のコメント付き本編」がついています。
このコメント付き本編を視聴することで、「サメ映画に向き合うスタンス」が少しは理解しやすくなると思いますので、そういった点でも私はぜひこの「シャークネード カテゴリー2」を最初に見るB級サメ映画としてお薦めしたおと思います。

まとめ


今回はピンからキリまで幅広く存在するサメ映画のなかでも代表的な作品、評価されている作品を取り上げました。冒頭でも述べたように、サメ映画は本当に玉石混淆です。
基本的に大多数が設定もメチャクチャなら本編もあまり……と言葉を濁したくなるようなモノですが、しかしサメ映画は「サメが出れば何でもあり」という状態であり、それゆえにメチャクチャながらも時折光る作品を産み出してくれる……そんなジャンルになっています。